2021年02月28日

男女平等について


ブログ投稿、久し振りです☆
久し振りの投稿が政治的な話になります。

※↓の記事は今回の投稿とは関係ありませんが読んでみてください☆
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自分が子供の頃からずっと政治的問題として認識していて、よくニュースでも取り上げられいまだに議論が続いているけど、いまだに変わっていない男女問題のテーマがあります。

それが “選択的夫婦別姓” です。
先日のニュースで取り上げられていましたのでブログに書きたくなりました。
自分が中学生の頃の社会科の教科書にも載っていました。
もう何十年この問題で揉めているんだろう。

最初に言っておきますが、私は “選択的夫婦別姓” に賛成の立場です。

夫婦で別の姓を名乗ることになんの問題があるのかが分かりません。
結婚して夫の姓を名乗りたければ名乗れば良いし、持って生まれた姓を名乗りたければ持ち続ければ良い。
選べるようにすれば良いだけだと思います。

日本が抱えている男女平等問題って、自分が物心ついたころからずっと議論されてきて、いまだに解決の糸口を見出せていない気がします。

それは、表面上は男女平等を推進しています。
なんなら、男尊女卑から男女平等を通り越して女尊男卑になっています。
表面上は・・・。

でも、相変わらず根底には男が女を支配する意識が強いんだと思います。
その表れがこの問題だと思います。
もう何十年ものあいだ問題提起され続けているのに頑なに男性の姓を名乗らせようとする。
※法律上はどちらかの姓に統一することとされているので男性が女性の姓を名乗ることもできますが、実際はそのパターンはほとんどありません。

一応 “選択的夫婦別姓” の制度に対する反対の意見を見てみました。
とある民間調査会社が調べた内容です。

反対の理由
@両親の姓が違うと子供を混乱させてしまう。
 私の意見
  →夫婦別姓制度の国はたくさんあるが別に混乱していない。

A家族なのに別々の姓だとややこしい。
 私の意見
  →何がややこしいのか分からない。

B家族になったと思えない。
 私の意見
  →う〜ん・・・

C家族の絆が弱まってしまう。
 私の意見
  →う〜ん・・・

BとCはもっともらしい理由に見えますが、これも “本人たちに選ばせる” ということで解決できます。
同姓に統一した方が絆が深まると思えばそうすれば良いし、それぞれ別姓のままでも絆は深いと思えばそのままでも良い。

それに自立した大人同士対等であれば、絆を求めない夫婦の形もこれからの時代、成立するかもしれませんよ。
この “選択的夫婦別姓” の成立が、うわべではない本当の意味の男女平等に近づく鍵になると個人的に思っています。

ここまで言っておいてなんですが、本来の私は古い価値観を持った人間で、夫婦間の絆とか忍耐とかを求めてきたタイプです。
ただ、そういった美徳が通用しない時代になってきているように思います。
まったく誇れることではありませんが、私は2回結婚して2回離婚しています(現在39歳)。
2度の結婚&離婚でそれを痛感しました。
時代の変化に自分が適応していくしかない。

もしかしたら結婚という制度すら要らないんじゃないかとも思い始めています。
ただ、そこまではさすがに行き過ぎですね(笑)
そこまでいくと倫理観も崩壊します。

築100年を超える古民家で、子供たちに古き良き日本を伝える仕事をしています。
古い価値観を大事にしながらも、新しい時代を受け入れていく選択肢を子供たちに考えさせていきたいです。

ちなみに、私が “選択的夫婦別姓” を初めて意識した幼少期のエピソードをご紹介しましょう。

名作青春アニメの “タッチ” です。
自分が幼い頃のアニメです。
ヒロインは、浅倉 南(あさくら みなみ)という名前です。
“南(みなみ)” ちゃんです。

私は子供ながらに心配していました。

世の中には “南(みなみ)” という姓があります。

もし、“南(みなみ)”ちゃんが、“南(みなみ)” という姓の男性と結婚したら、現行の法律だと、
南南(みなみみなみ)になります。

それは可哀そうだ。
浅倉 南(あさくら みなみ)のままでいさせてあげたい。

子供ながらに
そう思ったんですよね。



posted by mibu at 07:03| Comment(2) | 日記

2021年01月07日

カレーライスのルーとライスの比率


鹿すじカレー出来たよ!!
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いきなりスミマセン。
フェイスブックでは新年のご挨拶をしましたがブログは今日が今年初投稿となります。

皆様、明けましておめでとうございます。

そして年賀状をいただいた皆様大変申し訳ございません。
年末年始は忙しく過ごしており年賀状が書けませんでした。

鹿捕獲の連絡が入る → 引き取りに行く → 解体する → 熟成させる → 精肉(トリミング)する → マダニが付いているかもしれない体でシャワーも浴びずにコタツでそのまま寝る

これの繰り返しが毎日で私の中では年末年始が無くなりました(泣)。
なので何にもやっていません。
年賀状どころか大掃除、正月飾りも出来ませんでした。

でもいいんです。
大切な年末年始をちゃんと送れないくらい熱中できることがあるっていうことは今は幸せな時なのかもしれません。

今年で40歳になりますが人生ここからが勝負です。
ん?
...
...

毎年勝負しているような気もするけど...、

まぁいいか、
自分はおそらく大器晩成型なのでまだ結果が出ていないだけです。
これから結果が出ます(笑)

私が言う結果とは社会を変えることです。
鹿の有害駆除の課題をどうにかすることです。

【駆除したら廃棄】ではなく、
【駆除したら食べる】それが当たり前の社会を目指しています。

新年早々、ここ豊丘村の事業でテイクアウトの補助事業が始まります。
去年の5月にもやりましたがそれの第二弾です。
村民にテイクアウト商品券が配布され、村内の飲食店で使えるというものです。

連日コロナ感染の拡大が騒がれている中、村内の飲食店を助けようという事業です。

感心しました。
早いですね、この村の行政判断は。

参加店舗募集の案内をいただいていたので今日申込書を提出しました。

私の場合、コロナどうこうよりも鹿肉を村内の人たちに食べてもらいたい思いがあります。
そのチャンスだと思っています。

去年立ち上げた【伊那谷ジビエ】
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これから展開していく【伊那谷ジビエ】のブランディングのためには地元の後押しが必要になります。
でも、以前のブログにも書きましたが、その地元が鹿肉を不味いと思っています。
その理由もブログに書いたと思います。
処理の悪い(不味い)鹿肉をこれまで食べてきたからです。

地元にとって鹿肉というのは売り買いするものではなく “もらうもの” です。
近所の猟師さんから足を一本もらうとしましょう。

足一本といっても色々な筋肉から構成されています。
それを各パーツに分割して、さらに精肉(トリミング)してなんて一般家庭ではできないですよ。

鹿肉って本当に繊細で、丁寧に処理しないと本当の姿を見せてくれないんですよ。

鹿肉は硬い、臭い、不味い、
地元で貼られたこのレッテルを剥がすことが今後の【伊那谷ジビエ】のブランディングには必要不可欠なんです。

なので今回は本当に良いチャンス。

去年の5月に参加した時は “鹿ロースト弁当” 1品を販売しましたが、今回は4品を販売します。

お弁当メニューとして
“鹿すじカレー”
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単品メニューとして
“鹿ロース肉のタタキ”
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“鹿ヒレ肉の唐揚げ”
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“鹿スネ肉のマリネ”
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この4品を販売します。

いずれも鹿肉在庫が無くなったら販売終了となります。
※特にロースとヒレ肉は在庫が少ないです。

ということで昨日の夕方、飯田市の業務スーパーへテイクアウト用の容器を選びに行きました。
色々と種類が充実しているのですが、なかなか欲しいものが見付からなくて30分ほど容器コーナーをうろうろしていました。

色々と手にとっては、「これは大き過ぎる、これは小さ過ぎる」とか、「プラは嫌なんだよな〜、紙が良いんだよな〜...」
とか思っていたところに、見るに見かねた店員さんが声を掛けてくれました。

「お困りですか? カタログをお持ちしますよ。店頭に無いものでもお取り寄せできますのでカタログからお選び下さい。」

え?
めっちゃ優しい。
「ありがとうございます。」

分厚いカタログを4冊持って来てくれました。
店員さんの優しさにウルっとなりながら、閉店直前まで容器コーナーでカタログを座り見させてもらいました。
気になったページはコピーしてくれました。

さて、前段階のエピソードを書いているうちに今日の本題を書く気が無くなってしまいました(笑)

今日の本題は、
【カレーライスのルーとライスの比率】についてです。

これを今日、計算しました。
中学生レベルの数学で計算しました。

計算の内容を書くと長くなりますので、今日はもう書きません。

結果は4:6です。

ライスが4でルーが6です。

昨日、業務スーパーで見たカレー容器に違和感を感じて、その後、普段は行かないコンビニに寄りカレーライス弁当を見て違和感がより強くなりました。
(そのカレーライスは買いませんでしたが、お店に入った以上ペットボトルのお茶を一本買いました)

感じた違和感とは、ライスが多くてルーが少ないんです。
見た感じ、ライスが6でルーが4。

今日、鹿すじカレーを自分で作ってこの割合で食べてみました。
ライス6:ルー4

食べるとやっぱりルーが足りなくなる...
ライスの比率が多い。

ライス6:ルー4 っていう比率はルーの味付けがよほど濃いことが前提なのかな?
ライスを多くすることで原価を下げようとしているのかな?

売っているカレーを普段食べないので分からないですが、私が作るカレーライスの比率では、ライス4:ルー6が丁度よい比率です。

長々と書きましたが今日言いたかったことはこれです。
うちのカレーは、ライス4:ルー6が丁度よい比率です。

この比率でうちの鹿すじカレーを販売します☆

ここに行き着いた計算はもう出しません(笑)
長くなるんで(笑)

X÷10×4=230g
4X/10=230g
4X=2,300g
X=575
.
.
.

本年も宜しくお願い致します。

posted by mibu at 20:31| Comment(4) | 日記

2020年12月22日

駆除したら食べる


日本中で行われている鹿の有害駆除。

現状、駆除された鹿の9割が廃棄処分されています。
その現状を変えたくて、駆除された鹿のお肉を食用に活用する活動を5年前から始めた訳ですが、なかなか思い通りに上手く進みません。

正式に食肉処理業の許可を取得して今年から始めた鹿肉販売事業、思った程、売れ行きが伸びていないです。
理由は分かっています。

ジビエ(野生動物)料理というのはお店で食すもの。
料理人が扱うもの。
↓これは以前テイクアウトのお弁当用に作った鹿のロースト(今はテイクアウトはやっていません)

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私はもともと一般家庭をターゲットにジビエ事業(鹿肉販売業)をスタートしました。
でも、プロの料理人ではない一般の方が家庭料理で鹿肉を扱う文化が日本にはまだ定着していません。

なので家庭でも手軽に作れる鹿肉料理のレシピを動画(YouTube)で投稿して販売促進を図る予定でした。

ジビエ(野生動物)を一般家庭の食材にすることが私の目的です。

豚や牛など脂の乗ったお肉と同じように調理すると失敗します。
鹿肉は脂が極めて少ない究極の赤身肉です。
ただ、ポイントさえ掴んで調理すれば簡単なんです。

自分の頭の中には、5年間鹿肉を扱ってきた蓄積があります。

それを発信したいのですが出来ていません。
動画(YouTube)の投稿が超苦手なんです。

撮る → 編集する → 投稿する

これが超面倒くさいんです!

でもやります。

まずは自分がこの流れに慣れなければなりません。

やりますけど、“投稿する” は簡単なんですけど、“撮る”、“編集する” が超大変なんです。
もう面倒くさい!

でもやりますから。

なぜなら、
やらないと伝わらない = 伝わらないと売れない = 売れないと鹿の廃棄処分は減らない

そうなってしまうからです。

日本の食文化に切り込もうとしているので、人生を賭けて挑むには十分過ぎるテーマだ。


先日、2頭の鹿を同じタイミングで引き取りました。

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鹿が罠に掛かったと連絡を受けて現場に駆け付け自分で止め刺しをしました(猟銃で撃ちました)。

ブログの中で何回も言っていますが、自分は本来、動物が好きです。
毎回、鹿を撃ちに行くのが嫌です。

“鹿が罠に掛かったから引き取りに来て” と連絡が入るたびに、心の中では “嫌だ” と思っています。
でも発する言葉では、“はい、行きます” と応えています。

自分が器用な人間なら、自分は撃たずに猟師さんたちが撃った後の鹿を引き取ることが出来るかもしれません。

でも自分にはそれが出来ないんです。

なぜかというと、卑怯だと思ってしまうんです。
命を絶つところから引き受けないとダメだと思ってしまうんです。

それは動物が本当に好きだからです。
目を逸らしてはいけない壮絶な光景が目の前にあります。

くくり罠に掛かった鹿に銃を持って近づくと、彼らも分かるんですよね。
必死で逃げようとします。
全身全霊のエネルギーを込めて “生きたい!!” と訴えてきます。
くくり罠に掛かった状態で逃げ回るので、あちこちの木や藪に衝突します。

“頼むからもう動かないでくれ” って泣きそうになりながら引き金に指を掛けます。

その光景を見ると責任が生まれるんです。
全て脳裏に焼き付いています。
猟師になる動機は色々とありますが、鹿を撃って楽しいと思ったことなんて自分は一度もありません。

今回、銃で撃った首とは別に、2か所、穴が空いていました。

必死で生きたくて、逃げたくて、木や藪に何度も衝突したんです。
衝突して倒れては立ち上がり、また逃げようとします。
※損傷した部分は内出血しているので食用には出来ません。周囲を切り取って廃棄処分となります。

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身体に穴を開けてまで “生きたい” と訴えてきた鹿を自分は撃ちました。
脳裏に焼き付いています。

どうやって責任を取れば許してくれるかな。

この子を美味しい肉にしても許してもらえないよな。

社会を変えないと、やっぱりダメなんじゃないかな。

“駆除したら食べる”

それが当たり前の社会を実現します。

posted by mibu at 00:45| Comment(2) | 日記