2023年03月01日

引っ越し


長期に渡り、熊五郎(くーちゃん)の体調が悪く数日前に動物病院へ連れて行きました。
具体的な症状は、食欲も元気もあるのですが下痢が止まらないという症状です。
病院での検便の結果、犬鞭虫という寄生虫が体内にいることが判明しました。

散歩中に落ちているものを平気で食べるし、野生動物のフンを見付けると臭いを嗅いだり舐めたりするので、そういったルートから寄生虫の卵が体内に入ったのでしょう。
動物病院の先生いわく、非常に厄介な寄生虫のようで、薬で駆虫できるのですが、完全に駆虫するのに何か月も掛かるようです。

具体的に何が厄介かというと、先生いわく、体内にいる寄生虫の卵がフンに混ざって排出されるので、熊五郎を飼育しているエリアは寄生虫の卵だらけで、薬で駆虫しても次から次へと卵が体内に入りまた寄生されるというループを永遠と繰り返すとのことです。

検便の結果、犬鞭虫の卵が発見された瞬間、「うわ〜、これは大変だな」という先生の反応が印象的でした。

先生からはっきり言われたことは「飼育場所を変えてください、そうしないとこの寄生虫は完全に駆虫できません」

「はい、分かりました」
ということで飼育エリアを変更します。

これまでは自宅の西側の庭で飼育していました。
ここです。
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飼育場所を自宅の正面玄関へ変更します。
今まで使用していた小屋やエサの容器なども寄生虫の卵で汚染されているそうなので、全て新調します。

熊五郎の新しい家を作ります。
お得意のデタラメDIYで作ります。
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丸二日かけて完成しました!!
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金属も木材も軒並み値上がりしている中、材料だけで3万円近く掛かりました。
正直、市販されている大型犬用の犬小屋を買った方が安いし手間もいりませんが、買うより作ってあげた方が熊五郎は喜ぶと思うんですよ。

自分のためならここまでしませんが、くーちゃんのためなら徹底的にやります。
時間を掛けて治療していきます。

早速、新居へ連れていったところ、すんなり中に入ったので、今日からここで暮らすということを理解したようです。
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一つ気掛かりなのが、郵便ポストの隣に新居を作ったので、超絶犬嫌いな配達員さんが来た場合、新聞や郵便物が届かない可能性がある点です。
その場合は郵便ポストの場所を変更するしかないな。
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posted by mibu at 19:14| Comment(0) | 日記

2023年01月29日

有吉佐和子


ブログを書きたい気分になったので書きます。
自費で作った鹿の解体施設に新たなオプションを加えました。
解体施設は自宅に隣接しているのですが、その間の通路に屋根を取り付けました。

屋根を取り付ける前↓
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屋根を取り付けた後↓
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屋根を作った理由は、搬入した鹿を解体施設内に入れる前にチェーンブロックで吊るして体の表面の汚れを水で流して洗浄したいからです。
チェーンブロックを雨ざらしにする訳にはいかないので屋根を作りました。
チェーンブロックで鹿を吊るす台はコメリで単管パイプを買ってきて作りました。
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このチェーンブロックで吊るす台は簡単に作れたのですが、屋根を作るのが結構大変でした。
簡単なDIYなら自分で出来るので簡単に考えていたのですが、これは結構大変でした。

DIYなのでビスを至る所に打ち込まないといけません。
自宅の方は木造建築なので、ビスを打てる場所を見つけ易いのですが、解体施設の方は外装が金属なので直接ビスが打てません。
なので、波板屋根を設置するには解体施設側にどうしてもビスを打てる垂木を固定する必要があります。
解体施設の屋根に登ると、このような突起が規則正しく並んでいました↓
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ここでまず考えたのが、この突起の側面にドリルビットで穴を開けてL字金具をボルトとナットで留めて、L字金具と垂木をビスで固定する。
ですが、
う〜ん、自費で建てた愛着の深い解体施設に穴を開けるの嫌だな〜、って思っちゃったんですよね。

う〜ん、どうしよう、どうしよう、と悩んだ挙句、強引な方法を思い付きました。

“クランプで挟む”

これです↓
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垂木とL字金具をビスで留めて、そのL字金具と突起をクランプで挟む。
これ仮留めではなく、このまま行きますからね。
こんなことするヤツいないだろうな〜
台風で吹き飛ばされないことを願う。

完成しました。
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マジで台風で吹き飛ばされないことを願う。

さて、話したいことはDIYじゃないんですよ。
先日、農林水産省の方からインタビューの依頼があり応じました。
「ジビエト」というジビエ関連の活動をしている人やお店に焦点をあてたサイト(農林水産省が支援)があるのですが、そこに掲載されました。
是非ご覧ください。
https://gibierto.jp/article/shops/restaurants/12708/

インタビューの際には、鹿を駆除している現場に立つ当事者としての苦悩や葛藤をメインに話したのですが、農林水産省(鹿を駆除せよと号令を掛けている側)がバックについているサイトですから、そこは書けなかったのでしょうね。
でも綺麗な記事にまとめてもらって感謝です☆
鹿駆除政策の問題点は自分のブログで発信していくことにします。

「人生は楽しいことよりも辛いことの方が多い」というのが持論ですが、こうやって記事にされたものを読むと、実は楽しい人生だな〜♪ なんて思いました。

穏やかで平和で楽しかった時期はいつかな? と考えると、それは大学生時代です。
小中高と本当に勉強が大っ嫌いだったのですが、大学での勉強が面白くてガリ勉大学生でした。
サークルもバイトもしないし、彼女もいない、ひたすら勉強に没頭していました。

普通に考えると変わってますよね。

大学1年生の頃、とある講義で課題を課されました。
レイチェルカーソンの「サイレントスプリング(沈黙の春)」、有吉佐和子の「複合汚染」、このどちらかを必ず読んでレポートを出すようにという課題でした。

古本屋に行ったら、有吉佐和子の「複合汚染」が売っていたんです。
買って家で読んだら、もう感銘を受けてしまって、この名著が影響して卒業論文は有機農産物関連のことを書いて賞を取りました。

自給自足の生活を目指して、大学卒業と同時にお爺さんの暮らす、この豊丘村へ移住してきました。お爺さんとの二人暮らしがスタートする訳ですが、ある時、お爺さんの書棚に有吉佐和子の本があるのを見付けました。
「恍惚の人」という本でした。勝手に手に取って読みました。
なぜお爺さんがこの本を購入したのかは分かりません。聞けばよかったのかもしれませんが聞きませんでした。

老人介護の問題をテーマとした内容ですが、これも本当に感銘を受ける名著でした。
その後、実際に自分が20代後半から30代半ばまで、お爺さんを介護して看取った訳ですが、本当に大変でした。

先日、お隣の松川町から講演会に招待されて話をしてきました。
私は動物愛護の人間ですが、鹿の命を軽視した国や自治体の駆除政策が常態化してしまっているから、その流れを変える為に鹿の駆除の現場に今立っています。

駆除したら捨てるじゃなくて、
駆除したら食べないとダメですよ。
自治体が動物の命に対して、そんな無責任なことをやっていてはいけない。

そういうことを話してきました。

私は優秀な経営者ではなく、世の中の理不尽を正したい活動家です。

この先、私も歳をとっていずれ死にますが、お爺さんを介護して看取ったので、そのご褒美として最期の時は安らかに死にたいという願望を持っていました。
でも、もうその願望は数年前に捨てましたね。
だって無理ですよ。
鹿の駆除の現場に赴き、これまで何百頭という鹿の最期の断末魔の叫びを我が身に浴びてきました。

もう覚悟を決めてしまっているんでね、ある意味清々しいです。

「駆除したら食べる、それが当たり前の社会」を作るために歩み続けますよ。

話は変わりますが、歴史的に動物の殺生を忌み嫌う日本において、食肉業がどう捉えられてきたか、今後どう変えていかなければいけないか、それについてどうしても書きたいので近々書きますね。
宜しくお願いします。
それでは。

posted by mibu at 07:28| Comment(0) | 日記

2022年12月31日

ワークマン


私が普段着ている服についてお話します。
毎日、作業着を着て過ごしています。
寝る時もパジャマやジャージではなく作業着です。
高価で窮屈な服が嫌い、かつ、仮に動きやすくても機能的でない服は嫌い。

ということで常に動きやすい作業着が好きなんですよ。
日常着る服は、ほとんど “ワークマン” で買ってます。
動きやすくて機能的だからです。

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そんなワークマンがここ数年で、めちゃくちゃオシャレになってきてるんですよ。
いや、これは路線を外したということではなく、“動きやすくて機能的” かつ “オシャレ” が加わったという意味です。

つまり最強なんです。

実は今日、タートルネックのセーターが欲しくて買い物に出掛けました。
理由は、年明けの1月に、ここ豊丘村のお隣の松川町から講演の依頼を頂きまして、その時に着て行こうと思ったからです。いや、探せばうちにあるんですよ。ただ、十数年前に買ったやつばかりなのでダラダラによれていてみっともないんです。

ちなみに松川町から依頼された講演は私を含めて3名が招待され話をします。

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農家民“泊”ひがし と書いてありますが、正しくは、農家民“宿”ひがし なんですけどね(笑)
まぁ、そんなことはいいか。

農政懇談会の場でのご招待ということで、「私は農業の話はしませんよ、鹿の話をすることになりますよ」とお伝えしましたが、それで構わないとのことでしたのでお引き受けしました。
一人あたりの持ち時間が30分と短いですが、私は楽しみに思っています。

話を戻して、その時に着ていくタートルネックのセーターが欲しかったんです。

私は寒がりということは前提ですが、それに加えて首の露出が嫌なんですよ。
夏でもハイネックの薄手の作業シャツを着ます。

タートルネックと言えばユニクロだろ、ということで今日、私が足を運んだのは飯田インターチェンジの近くにあるユニクロです。
この田舎の土地にもユニクロはあるんです。

簡単に手に入るだろうと思い入店しました。
十数年ぶりのユニクロです。

簡単に手に入るだろ〜♪
店内を一周しましたが・・・・
あれ? 十数年ぶりに来たユニクロ、雰囲気が違う。
タートルネックが無い・・・

思わず店員さんに声を掛けました。
「タートルネックは無いんですか?」
「店舗には無いですが、取り寄せることは出来ます」
「お取り寄せしましょうか?」
「いや大丈夫です、ありがとう」
ユニクロを去りました。

心の声
「ええええ〜〜〜〜!!!!!!
今って、タートルネック着ないの〜〜!!!!」

私が学生の頃は、ユニクロの売り場、タートルネックで溢れかえっていましたけどね。

そのイメージで来たのですが仕方がない。
どうしよう。
俺はどうしてもタートルネックが欲しい。

そうだ!!!
ワークマンならあるかもしれない。
ワークマンはオシャレだからな。

ありましたぜ。
ハイネックとタートルネック。

買いましたぜ。
めっちゃかっこいい。
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このどちらかを着て俺は講演してくる☆

ついでにメンズレギンスも買った。
ヒートテックじゃない、新ジャンルなんだよな。
今はいているから実物は写せないけどこれです↓
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生地厚レベルがマックスなので履いた瞬間に暖かい↓
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客層も豊かで、典型的なガテン系もいれば、どう見てみ関係ない若い女性もいました。
つまり、“動きやすくて機能的でオシャレ”
ワークマンは、これからもっと延びますよ。
時代を掴んでますね。

楽しい買い物でした☆


posted by mibu at 00:44| Comment(0) | 日記