2018年07月29日

経営者


いや〜暑いですね

こんにちは☆

長野県へ上陸することが心配されていた台風ですが、

進路が西に逸れ、ここ長野県南部では特別大きな被害を

受けたというような話は聞きませんでした。


台風が通り過ぎた後っていうのは本当に暑いですね。


さて、今日はなんとなく思いついてしまった

退屈な話をします。


“経営” についてです。

大企業の社長にしろ、個人事業主にしろ

同じ “経営者” です。

社会という荒波の中で、どこへ進んだら良いのか

進路を決める “船長” です。


私の民宿は例えるならレトロな小型ボート(笑)

ですから、

進路を決めるのも、かじを切るのも、

漕ぐのも、自分で行っています。


自分でなんでもやらなきゃいけないというのは、

世の中の個人事業主さんだいたいそうですよね。


民宿経営は、産業分類でいうと “宿泊業” に

分類されますが、

宿泊客への食事の提供や日帰り宴会なんかも受けて

いますので、

宿泊施設であると同時に飲食店でもあります。


ちなみに私は料理に関して、ちゃんと学んできたとか、

どこかで修行してきたということはありません。

前職は、数字を扱う経理マンでした。

料理に関しては独学です。


話を戻しますが、

飲食店を経営していくうえで重要となってくるのが、

提供する料理の “原価率” です。

ここでいう原価とは食材などの材料費のことです。


例えば オムライス屋さんに行って、注文した

明太子オムライスが1,000円だったとしましょう。

※私の好物がオムライスな訳ではありません
先日、猟師の先輩と食べに行ったものですから(笑)


この1,000円の明太子オムライスを作るのに

かかった材料費が売値1,000円に占める割合、

これが “原価率” です。


飲食店で一般的に多く設定されている原価率は

“30%” と言われています。


1,000円のオムライスの原価率が 30% ということは

材料費が300円です。

差額700円の中から利益(儲け)を出します。


当たり前のことですが、利益を確保するためには

この原価率ってすごく重要です。

原価率を無視して感覚で商売をしてしまうと

気が付いたら赤字に・・・

なんてこともあります。


商品価格を決めるうえで原価率って重要なんです。

オムライスの新メニューをお店で出そうと思った時に

卵やらお米やらタマネギやらバターやら、

材料を積み上げていったら、一食分作るのに

300円かかった。

このオムライスを原価率30%で売りたいから、

価格は 1,000円になるな。


こういう価格の決め方を

“原価積み上げ方式” といいます。

広く一般的に浸透している価格の決め方だと思います。



ただ、私の価格設定の手順は逆なんです・・・


先に価格を決めています。


他の経営者の方から見たら、私は本当に商売に対して

考えが甘いかもしれませんが、

自分の感覚で、

これだけのものをこの価格で食べれたら嬉しいな・・・


そうやって決めています・・・・

・・・

え? ・・・ プププ(笑)

そんなんでうまくいくのかよ


そう思ったそこのあなた!


私にも・・・

・・・

・・・


分かりません(笑)



うちは通常の夕食料理を2,500円、

グレードアップの宴会コース料理を3,500円で

提供しています。

※ホームページの中では料理の料金は出していませんが
宿泊料の中に含まれています

IMG_3156.JPG



うちは原価率30%ではなく、自分で決めた原価率を

設定していますが、

その原価率の範囲で材料費が収まるようにメニューを

組み立てています。

※自分で作った米や野菜、狩猟肉なども金額換算して
ちゃんと原価に含めています



そして、うちの原価率なんですがね〜・・・

・・・

・・・


原価率50%なんです。

・・・

・・・


普通は自分のお店の原価率を人には教えないと

思いますが、

私は別に誰に知られてもいいので言ってしまいますが、


原価率50%でやっています。

・・・

・・・

えっ?


そうです、一般的な原価率30%をはるかにオーバー

しております。


1,000円の料理を提供するのに、材料費が500円

かかっているということです。


・・・

え? ・・・ プププ(笑)

全然儲からないじゃん


そう思ったそこのあなた!


私も・・・

・・・

・・・


そう思います(笑)




価格の決め方も原価率も一般的な方法とは違って

います。


ただですね〜、

この民宿を始めてから6年が経ちましたが、

金融機関から借り入れをすることもなく、自力で

ちゃんと存続していますよ。


儲かってはいませんが、赤字でもありません。



うちに来てくれたお客様に喜んでもらいたい、

そういう気持ちと、

赤字にならないラインだけは絶対に守る。

両方の気持ちに折り合いをつけたのが

“原価率50%” です。


それとですね〜、

誤解を恐れずに言いますと、

この民宿は、自分にとって経営のスキルを身に付け

させてくれるものでもあるんです。


いずれ大きなお金を動かして大きな事業をしたいと

思っていますから、

経営感覚を身に付けさせてもらう場所なんです。


誤解しないで下さいね。

民宿を辞めようとか軽く考えているということでは

ありません。


自分に生きがいを与えてくれて、

多くの人との出会いも生み出してくれるもの

それがこの民宿です。


これからも必死でやっていきます☆




posted by mibu at 14:04| Comment(4) | 日記
この記事へのコメント
お疲れ様です。
相変わらず暑い日が続きバテ気味の今日この頃です。

原価率ですか。
悩ましい課題ですね。
いぜん、あるホテルグループに出向してた時、オーナーからの指示は飲料の原価は20%前後で結構きびしい中でも売上と最終利益残さないとボーナス査定に影響しました。
ホテルは会社組織でいろんな償却があるのでやむを得ないところありましたが、やはり
顧客満足度とのバランスですね。
Posted by 望月一義 at 2018年07月29日 14:59
望月さん
コメントありがとうございます。 壬生です。
原価率20%ですかー、スゴイですね。
大手のホテルや旅館なんかでは、原価率20%くらいで
やっているところもあるというのは私も聞いたことが
ありました。
原価率20%でお客様の満足を獲得できるって、
スキルや仕組み、蓄積されて築き上げてきたものが
あるんだと思います。
すごいです。
壬生より

Posted by 壬生 at 2018年07月29日 20:34
おはようございます。
すごいと言えばスゴイんですけど・・・サービスの画一化、平準化と裏腹ですからね。
自分的には、物的なサービスより人との触れ合い、オーナーさんの人間臭さと言うか着飾らない素のサービスが民宿にあると思い、さとまるやってます。
そんな中で壬生さんに出会えたこと、ひがしを知ることが出来たことは非常に良かったと感じています。
さりとて、ボランティアではありませんので、取るところはしっかりがっちり行ってくださいね。

こう暑い日が続くと8月半ばの感じがしますが、まだ8月は始まっていませんから今年は驚きです。
くれぐれもご自愛くださいね。
Posted by 望月 at 2018年07月31日 09:11
望月さん
壬生です。ありがとうございます。
私も さとまる(名鉄観光)さんにお声を掛けて頂き、
仲間に入れていただいて感謝しております。
民宿の魅力って、望月さんのおっしゃる通りだと思います。
飾らない素朴さや人間臭さ☆
自分でも本当にそう思います。
大手がやっていることは自分には出来ないと思いますが、
大手が出来ないことが自分には出来ると思っています。
“機動力” “柔軟性” “人間力” です。
接客マニュアルなんていうものは、当然うちには
ございません。
一人一人のお客様を見て、何を求めているのかを感じて、
その都度、相応の対応をさせていただいております。
それにしても、この暑さ、大変ですね。
長野に来れば涼しいはずだと思ってお越しになる
お客様もいますので・・・・
そういう場合・・・
人間力で勝負します☆
壬生より

Posted by 壬生 at 2018年08月01日 19:12
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