今年の5月からジビエ事業(野生動物の食肉販売)に参入しました。
ジビエ事業への参入を最初に試みたのは5年前ですが資金繰りの目途が立たず、参入がだいぶ遅れました。
この業界において私は先駆者どころか、2番煎じにもなれず、3番煎じといったところです。
参入が遅過ぎました。
誤解のないように前置きしますが、出遅れた3番煎じだから、自分が儲からない状況が嫌だと言っている訳ではありません。
自分がもっと早くに決断して、強行突破して、誰よりも早くジビエ事業に参入していたら、自分がリードして、今よりももっとクオリティの高いジビエ(野生肉)を世の中に多く流通させることができていただろうなと感じています。
でも、負け惜しみを言っても仕方がないんです。
事実、当時の自分にはできなかった訳ですから。
でも、ここから、
出遅れた3番煎じの立場から巻き返します。
鹿肉は美味い!
現在の世間一般に根付いている鹿肉に対する評価、臭い、堅い、不味い、このレッテルをひっくり返します。
そして、人間が食べるジビエだけではなく、ペット用のジビエにも目を向けています。
うちの熊五郎は、2年前に誰かが山奥に放置した猟犬でしたが、自分が引き取りました。
食欲旺盛で、好き嫌いせずに何でも食べるのですが、ホームセンターで購入したジャーキーは、恐る恐る2本くらい口にして、それ以降、与えても一切食べませんでした。
結果、捨てました。
原材料表示を見て、熊五郎に申し訳なく思いました。
添加物や保存料の類がたくさん含まれていました。
そういった物に慣れている現代の人間は気にならないのかもしれませんが、熊五郎は気にしたんです。
それが本来あるべき姿で正しいと思いました。
うちの熊五郎のおやつは、ただ乾燥させただけの、無添加の鹿肉とイノシシ肉です。
うちの熊五郎の大好物です。
これを一般販売したいと思うのですが、販売する際に気になるのは、やはり保存性です。保存料を使っていません。
長期に渡り、私が持っている乾燥機で試行錯誤を繰り返しました。
そして長期保存がきく状態を掴みました。
70℃で14時間乾燥させます。
そうすると、元の肉重量の30%にまで乾燥します。
この状態で、販売用パックに80gのジャーキーとエージレス(脱酸素剤)を入れて密閉し、湿気の多い梅雨時に経過観察をしました。常温でも心配していたカビは発生しませんでした。
※実験のために敢えて行った厳しい状況下での経過観察です。
自信を持って販売致します。表面に白いブツブツが浮き出ることがございますが、ご安心ください。
それはカビではなく、アミノ酸が結晶化したものです。
ご心配な場合は私にご連絡下さい。
ペット用の鹿肉ジャーキーとイノシシジャーキー
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どちらが皆様の相棒(愛犬)の好みか、両方がセットになった食べ比べセットがおすすめです☆
宜しくお願い致します。