前回のブログで、長年乗り続けてきた軽トラ(サンバー)が絶望的に車検が通らなくて買い替えるという話をしました。
本日納車しました☆
(毎月2万円のリース契約で)
“伊那谷ジビエ号” です。
良く出没する場所は、豊丘村のパルム(道の駅)か、高森町のキラヤです。
あとは山の中にいます(笑)
見かけたら声を掛けて下さい♪
これ、中古の軽トラですが、前のオーナーが大切に乗っていたようで状態がかなり良いです。
贅沢な装備も充実しています。
軽トラなのに・・・
カーナビがある☆
軽トラなのに・・・
ETC搭載☆
軽トラなのに・・・
バックモニターがある☆
ドライブレコーダーが付いてる☆
サンバーには無かったボタンがいっぱい付いてる☆
贅沢過ぎる装備だ〜☆
喜んでいる一方、当初の “ラシーン” & “サンバー” コンビをしみじみと思い出しています。
ここへ移住後、田舎に似合い過ぎるデザインがツボにはまって購入したラシーン。
田舎暮らしには軽トラが最強過ぎると痛感して購入したサンバー。
まだ会社勤めをしていた頃の2台の写真です。
この2台は田舎暮らしをする上で最強のコンビだったな・・・
月日は流れ、今の民宿を始め、ラシーンでは送迎できる人数が少なすぎるためにハイエースに乗り換え、
そして、今回、サンバーが疲れ過ぎてもうダメみたいだから、伊那谷ジビエ号に乗り換えました。
やっぱり・・・
“ラシーン” & “サンバー” コンビが俺っぽいな〜・・・
・・・
・・・
って、
未練言っててどうすんだ!!
これから長い時間を過ごしていくことで、新コンビにも愛着が湧いてくるはず☆
伊那谷ジビエ号は、確実にこれからたくさん働いてもらいます。
駆除した鹿を引き取るために山の中を駆け回ります。
一方・・・
お客様の送迎用のハイエースなんですが・・・
しばらくはお休みいただきます・・・。
コロナの影響で4月中旬から休業しておりましたが、夏休みシーズンから民宿営業を再開するつもりで、コロナ対策など準備を進めてきました。
でも、ダメですね。
営業再開出来ません。
夏休みシーズン、既に連日めいっぱいのご予約をいただいております。
昨日の朝から、営業再開が出来ないことについて、ひたすらお詫びのご連絡をしております。
つまり、「キャンセルしてください」 とお願いしております。
連日、一日の感染者数が東京で100人を超え、東京周辺の都市部でも感染が拡大しております。
当民宿は4月中旬から休業を続けてきた中、ようやく営業を再開しようと決めた矢先に今回の事態です。
お年寄りが多く暮らす閉鎖的な山間集落にございますので、地域から営業再開について「今は、やめてほしい」という営業自粛を求める雰囲気を多々感じました。
夏休みシーズンの営業が極めて困難な状況になりました。
お客様に対して、
大変残念で、大変申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。
今回の件、誠に申し訳ございません。
今回の件で、私はすごく考えました。
日本人の全体主義の感覚って、悪く作用することもあれば良く作用することもある。
個人主義の国で、例えばアメリカを例に挙げれば、日本とは桁違いの感染者数が発生して医療崩壊を起こしています。
でも、日本はそうなっていません。
(今後は分かりませんよ)
先に誤解のないように言っておきます。
これは極端な例えです。
“自分が感染しようがどうしようが俺の勝手だろ”
かたや
“いやいや、人にうつす可能性があるから、自分が感染しちゃいけないんだよ”
多くの日本人の意見はどちらですか?
後者です。
これが、
村社会の中で培われてきた秩序とモラルです。
全体主義です。
私は普段、これまでの日本社会の常識にとらわれない個人主義を貫いてきました。
それは、周囲に迷惑を掛けない中での個人主義です。
今回は迷惑をかけます。
都市部のお客様がうちに泊まりに来てもコロナ感染が絶対に発生しない自信はあります。
当民宿は一棟貸し切りで、しかも十分な換気が出来る古民家で、その他の対策もばっちりしました。ですので、コロナ感染のリスクは、まずございません。
なので地域の人に身体的な迷惑を掛けない自信はあります。
ただ、精神的な迷惑は掛けてしまいます。
連日の都市部での感染者拡大の報道が閉鎖的な山間集落へ不安を与えております。
こういう状況下では田舎の閉鎖性が色濃く出ることを痛感しています。
都市部からの集客を行う当民宿に対して、「営業をしないでくれ」というのが地域が出した答えです。
直接言われた訳ではありません。
暮らしている中で感じました。
普段は個人主義ですが、それでも地域を大事に想うこの集落の一員です。
“営業を再開しない” という判断をしました。
ご予約をいただいたお客様へ、昨日の朝からご説明とお詫びのご連絡を続けております。
政府が打ち出した“Go To トラベル キャンペーン”、なぜそうしたいかは十分理解できます。
withコロナの社会を早く作りたいからですよね。
経済をいつまでも止めるわけにはいきません。
ワクチンはそう簡単に開発、普及しません。
コロナありきの、ある程度コロナを許容しながらの社会が必要になります。
都会は早々にそうなるかもしれません。
ただ、日本の大部分は田舎ですよ。
田舎の中でも観光が主産業の観光地なら、まだwithコロナを許容しやすいかもしれない。
だって、許容しないと地域経済が崩壊するから。
でも、他に主力産業がある中途半端な観光地、もしくは全く観光地ではない、うちのような、いわゆる田舎でポツンと観光業をしている“農家民宿” “民泊” “体験型民宿” の場合はどうですか?
“コロナくるな” です
政府高官は、田舎の閉鎖性(村社会)の怖さを分かっていない。
田舎において “withコロナ” 社会を許容するのは、だいぶハードルが高いですよ。
“コロナくるな” が今の田舎の本音です。
(誤解の無いように、私はwithコロナ派です)
“Go To トラベル キャンペーン” は、地域住民と観光業者との軋轢を生むような気がしています。
批判はしません。今後、withコロナの生活は絶対に許容しなければならないので。
ただ、許容できる土壌がある地域から段階的に広げて行くべきではないのかなと感じました。
長々と書きましたが、私が暮らす地域では、今すぐに“withコロナ” は無理みたいです。