いなだにジビエ!!!
どーも、この度、野生鹿の食肉処理センター “伊那谷ジビエ” をオープンしました、センター長の壬生と申します。
宜しくお願い致します。
ロゴ!!

てっ、
予定では、今頃もうオープンしているはずだったんですけどね。
まだできていません!
施工を依頼した業者さんの方で予定に遅れが出てしまい、3月中旬オープンに変更しました。
ロゴはすでに完成していますけどね☆
業者さんだけのせいではなく、私自身の準備もだいぶ遅れていますので、ちょうど良かったと肯定的に捉えています。
今回、新たに始めるジビエ事業、
本気なんですよね。
コンセプトはこれです。
“駆除したら食べる”
それが当たり前の社会を作ります。
今まで私のブログを読んでくれている方は、私が何を言っているのか理解していただけると思います。
ですが、初めて読んだ方は、私が何を言っているのか分からないと思います。
ですので、改めて、想いをここに書きます。
日本中で鹿は年々増え続け、そのために農林業への被害が拡大しています。
そのため、各地の自治体は鹿の駆除を行っています。
駆除を実行するのは、自治体から駆除の要請(許可)を受けた、各地の猟友会(猟師)です。
問題は鹿を駆除した後です。
ほとんどがゴミと同列に廃棄処分されます。
※鹿が増え続ける理由や駆除の根拠となる数値データは、前回のブログで書いています。
自分でよく自覚できていることですが、私は本当に面倒くさい性格なんです。
駄目だと思ったら駄目なんです。
この土地へ移住してきて今年で17年目になりますが、移住後、数年経って、駆除した鹿をほとんど廃棄しているという現状を認識したときに、
これはダメだ・・・
って思いました。
8年前に私は今の体験型民宿をスタートしました。
始めた頃も今も、そしてこれからも
コンセプトは変わりません。
“都会の子供たちの田舎になりたい”
これが
この宿を始めようと思った私の原動力です。
コンセプトです。
この民宿は、未来を担う子供たちにとって、学びの多い民宿でなければなりません。
経済的に豊かになる前の日本人が持っていた価値観、経済的豊かさの代償として失ってしまったものはなにか、学ぶとは何か、知恵とは何か、感謝とは何か、自立とは何か、命とは何か、自分とは何か、
幸い、まだ地方にはそれを拾うチャンスが残っていて、なんとか次世代に考えるきっかけを与えたいと思っています。
だからこそ、地方は学びの多い田舎のままであって欲しいんです。
鹿を駆除する必要があるのは理解しています。
当然です。
やらなければなりません。
そのあとなんです・・・
廃棄処分はダメです。
米を作り、野菜を作り、都会の人間の体を育てているのは田舎です。
動物にしろ、魚にしろ、野菜にしろ、米にしろ、他の生き物を食べて人間は生きています。
それを子供たちに教えたときに、学校の先生よりも説得力がある存在でなければいけないんです。
鹿を駆除したら、穴を掘って埋めてるんだよ、
私は子供たちに教えたくないです。
食べ物を粗末にしたらいけないんだよ
感謝しないといけないんだよ
命は大事にしないといけないんだよ
“駆除したら食べる”
それが当たり前の社会を作ります。